
おいしい飲み方、定番の楽しみ方が知りたいな。
こんな疑問に答えます。
- モカコーヒーの特徴がわかる
- モカをおいしく飲むコツがわかる
- モカを使った定番の楽しみ方がわかる
「モカ」は日本でも古くから人気のあるコーヒー。昔ながらの喫茶店でもよく見かけますよね。今回は、そんな「モカ」について詳しく解説していきます。
かなり歴史のあるコーヒー豆で、知れば知るほどコーヒータイムが楽しくなりますよ。
モカコーヒーってどんな味?
モカコーヒーといえば、フルーティで上品な酸味が魅力的。その華やかさから「コーヒーの貴婦人」とも呼ばれています。
モカは爽やかでフルーティー
モカは口に含んだ瞬間の爽やかな印象、フルーティな酸味が特徴のコーヒー豆です。苦味は少なめで、すっきりとした味わいが、人々を魅了してきました。
モカコーヒー豆の特徴
モカコーヒーには長い歴史があります。
豆の特徴や歴史を知ると、これからのコーヒータイムがもっと楽しくなりますよ。
モカの由来は港の名前
そもそも、なぜ「モカ」と呼ばれているかというと、かつてイエメンのモカ港からコーヒー豆が輸出されていたから。
「モカ」というのはイエメン共和国の都市であり、古くは他国との貿易の要となる、重要な役割を果たしていたのです。
モカの歴史
イエメン共和国の都市「モカ」では、15世紀からコーヒーの積出がはじまりました。
16世紀にはオスマン帝国に征服され、紅海を通行する船舶にモカでの納税が義務付けられていたそうです。
現在のモカは、コーヒー豆の貿易機能は衰退。漁業と観光業で成り立っています。
モカは産地による種類も豊富
モカコーヒー豆の特徴として、産地による種類が豊富なことがあげられます。高価なイエメン産、安価なエチオピア産と位置付けられていますね。
イエメン産「モカ・マタリ」
中東・イエメン産のコーヒー豆は「モカ・マタリ」と呼ばれています。かつて「コーヒールンバ」に歌われたこともあり、日本でも人気が高いコーヒー豆。
「コーヒールンバ」は、アルパ奏者のウーゴ・ブランコの演奏で世界的に有名な曲。日本では、1961年の西田佐知子によるカバー曲が爆発的ヒットを記録しました。
エチオピア産「イルガチェフェ」
エチオピア産のコーヒー豆は「モカ・シダモ」「モカ・ハラー」と呼ばれます。苦味が少なくすっきりとした味わいであることから、苦味の強いコーヒー豆とブレンドされることが多いです。
最近ではエチオピア産「イルガチェフェ」も人気が高く、これはアラビカ種の固有在来種になります。
モカのおいしい飲み方
モカの魅力を最大限に引き出すためには、朝に飲むのがおすすめです。
爽やかな朝の目覚めの一杯に
モカコーヒーといえば、フルーツを思わせる華やかな香りと、上品な酸味が魅力的。
まさに、目覚めの一杯にぴったりですね。
ハンドドリップでモカ本来の味わいを
休みの日はちょっと早起きして、ハンドドリップでモカコーヒーを楽しみましょう。時間がゆっくりと流れるようで、優雅なコーヒータイムを満喫できます。心にゆとりが生まれ、充実感も感じられますよ。
モカを楽しむなら休日の朝がおすすめ。
モカを使った定番の楽しみ方
ストレートで飲むのもいいですが、たまにはアレンジしてみるのも楽しいですよ。
モカブレンド
モカをベースとして、コクと後味のあるコーヒー豆をブレンドしてみましょう。おすすめは、モカとコロンビアを半分ずつブレンド。モカの風味とコロンビアのまろやかなコクが相性バツグンです。
モカとカフェモカの違い
カフェモカとは、モカ風コーヒードリンクのこと。コーヒーにミルクやチョコレートソースを加えて、モカの風味を味わう目的で作られました。モカ以外のコーヒー豆を使うことも多いです。
モカを使ったアレンジコーヒー
ブラックが苦手な方は、定番のアレンジコーヒーでモカを楽しみましょう。
カフェオレ
カフェオレは、ドリップコーヒーとミルクを同じ量だけ混ぜたもの。甘いのが好きな方は、お好みで砂糖を加えてもおいしいです。
カフェラテ
カフェラテは、エスプレッソコーヒーに温めたミルクを加えたもの。おしゃれなラテアートにも挑戦してみると楽しいですね。
カプチーノ
カプチーノは、エスプレッソコーヒーにきめ細かいミルクの泡を浮かべたもの。エスプレッソ、温めたミルク、ミルクの泡をすべて同じくらいの比率にすると、おいしいカプチーノが作れますよ。
モカで華やかなコーヒータイムを
モカは古くから珈琲愛好家に親しまれてきたコーヒー。他にはない、華やかな香りや風味が特徴です。
淹れ方、飲み方によって、味わいも変化します。自分なりのオリジナルモカを楽しんでみてくださいね。