どうも、KENTAROです。
先日、『満月珈琲店の星詠み』という本を読みました。幻想的な世界観に惹き込まれ、久々に一気読み。
『満月珈琲店の星詠み』望月麻衣
こんなお店に行ってみたい。独創的なメニューと個性溢れる店員さんが魅力的でした。人生の岐路に立ったとき、こんなお店があったら心強いだろうなぁ…。「明日も頑張ろう」と思える素敵な物語でした😌#読了 pic.twitter.com/xIQySskZ3E— KENTARO@珈琲ぶろぐ (@coffeeblog_k) March 4, 2021
カフェ好き、コーヒー好きな人なら、本の世界に没頭すること間違いなし。
誰にも言えない「心のモヤモヤ」を解消してくれる珈琲店。
人生の節目ごとに読みたい小説です。
『満月珈琲店の星詠み』あらすじ
満月の夜にだけ現れる満月珈琲店では、猫のマスターと店員が、極上のスイーツやフードとドリンクで客をもてなす。スランプ中のシナリオ・ライター、不倫未遂のディレクター、恋するIT起業家…マスターは訪問客の星の動きを「詠む」。悩める人々を星はどう導くか。美しいイラストにインスパイアされた書き下ろし小説。
(『満月珈琲店の星詠み』より引用)
あらすじは上記の通り。
挫折、スランプ、人生の壁にぶち当たった人々の前に、不思議な珈琲店が現れます。
独創的なスイーツと個性的な猫たちが、現代人の疲れを癒す物語。
著者、イラストについて
- 著者:望月麻衣
- イラスト:桜田千尋
著者は北海道出身の望月麻衣さん。2013年、E★エブリスタ主催の電子書籍大賞を受賞しデビュー。2016年には『京都寺町三条のホームズ』で第4回京都本大賞を受賞するなど、これからの活躍が期待されている作家さんです。
桜田千尋さんは、兵庫県三田市出身のイラストレーター。幻想的で美しいイラストが素敵です。『満月珈琲店の星詠み』でも所々に出てくるので、イラストも含めてお楽しみくださいね。
独創的なメニュー、個性的な登場人物
『満月珈琲店の星詠み』では、極上スイーツと個性的な猫の店員が登場します。
- 満月バターのホットケーキ
- 水瓶座のトライフル
- 空色ビール”星空”
- 水星のクリームソーダ
メニューは幻想的で、どれも美味しそうなものばかり。本を読みながらごくりと喉を鳴らしてしまいます。
『満月珈琲店の星詠み』を読んだ感想
『満月珈琲店の星詠み』を読んで、人生を俯瞰することの大切さを学びました。
生まれてから7歳までに心を育て、8歳から15歳で窮屈な社会を経験し、16歳から25歳で趣味・娯楽・恋愛を覚え、26歳から35歳でようやく自分の足で人生を歩み出し、36歳から45歳でようやく能力を発揮する。
『満月珈琲店の星詠み』という本から学んだこと。今は趣味・娯楽・恋愛を知る時期か。なるほど🤔— KENTARO@珈琲ぶろぐ (@coffeeblog_k) March 7, 2021
本書によると、人生は10段階に分けられます。
人生には「段階」がある
ーまず、月。
月は、生まれてから七歳までの期間を言うらしい。
この期間に、人は『感覚』『感性』『心』を育てるそうだ。
(『満月珈琲店の星詠み』より引用)
生まれてから小学生になるまでは、心が一番育つ時期。
この時期にさまざまなものを見て、触れて、感じることで心が豊かな人になる。
次に、水星。
水星期は、八歳から十五歳。
小さく窮屈ながらも初めて社会に入り、様々なことを学ぶ時期だ。
(『満月珈琲店の星詠み』より引用)
ちょうど小学校〜中学校の時期。
社会に対して嫌悪感を抱いたり、自分という存在の小ささを思い知ったり…。
思春期の真っ只中。時には傷つきながらも、多くのことを学ぶ期間です。
続いて、金星。
金星期は、十六歳から二十五歳。
水星期の学びに加えて、『自分を飾る』こと、『楽しみを見付け出す』こと、そして『恋をする』ことを覚える時期。
金星は、趣味、娯楽、恋愛を示すそうだ。
(『満月珈琲店の星詠み』より引用)
高校生あたりから「金星期」に入ります。
ファッションに興味を持ち始めたり、なんとなくやりたいことが見つかったり、好きな人ができたり。
水星期に多くのことを学んだ人ほど、充実した金星期を過ごせるとのこと。
そして、太陽。
太陽期は、二十六歳から三十五歳。水星の学び、金星の楽しみを経て、ようやく自分の足で人生を歩み出すことを意味するそうだ。
(『満月珈琲店の星詠み』より引用)
これまでの学びを踏まえて、自分の生き方を選択する時期。
「太陽期」は、ある意味では最も変化が激しく劇的な時期であると言えるかもしれませんね。
「今のあなたは、三十六歳から四十五歳までの『火星期』。様々な学びを自分のものとして、ようやく能力を発揮するという時期なんですよ」
(『満月珈琲店の星詠み』より引用)
「火星期」は、太陽期の失敗・成功・経験を経て、ようやく自分の真価を発揮する時期です。
これまで学んだことを整理して、「自分の力の見せどころ」とも言える段階。
火星期が終わると、木星期→土星期→天王星期→海王星期→冥王星期と続きます。
それぞれの時期にちゃんと意味があって「自分が今いるステージに身を任せる」ことも大切なのかなと思いました。
時には立ち止まり、振り返る事も必要
『満月珈琲店の星詠み』を読んで思ったのは、
こんなことを考えること自体が大切なんだということ。
人生の節目ごとに立ち止まり、いったん振り返ってみる。
とりあえず全て受け入れてみて、「次のステージはどういう生き方をしてみようか?」と考えてみるのも悪くないですよ。
「思うようにいかないなぁ」
「どうして自分だけ…」
こんな悩みを抱える人は、本書を手に取って一読してみてくださいね。
では、今日も素敵な一日を。