【新常識】「コーヒーは水分補給にならない」はウソ。科学的根拠をもとに解説。

コーヒー初心者
コーヒーは水分補給にならないって聞いたんだけど、ホント?ほとんど水みたいなものだし、何も飲まないよりはマシなんじゃないかな?

結論から言ってしまうと、「コーヒーは水分補給にならない」というのは科学的根拠がないデタラメ情報です。

今回は、コーヒーが水分補給になる理由を、わかりやすく解説していきます。

「コーヒーは水分補給にならない」はウソ?

「コーヒーは水分補給にならない」はウソ?

「コーヒーは水分補給にならない」

昔からよく言われてきたことですが、本当にそうなのでしょうか?

最近の研究によると、コーヒーは水分補給になるのではないか、という説が有力です。

カフェインには微弱な利尿作用がある

たしかに、コーヒーに含まれる「カフェイン」という成分に利尿作用があることは間違いありません。

ただし、ここで注意すべきは、「カフェインに関する研究結果の多くは、私たちの日常生活にそのまま応用できるものではない」ということ。

どういうことか?詳しく解説していきます。

コーヒーが水分補給にならないという誤った常識を覆す3つの理由

コーヒーが水分補給にならないという誤った常識を覆す3つの理由

「カフェイン含有飲料が水分補給にならない」という研究データがあてにならない理由は、以下の通り。

  • カフェイン耐性は3~5日で得られる
  • 多くの研究は「カフェイン耐性のない人」を対象としている
  • 1日に必要な水分量に対する影響は、微々たるもの

順番に説明していきます。

カフェイン耐性は3~5日で得られる

人間の体は、3~5日間カフェインを定期的に摂取すると、カフェイン耐性を獲得します。

そもそも、カフェインの利尿作用自体が微々たるものであるうえに、耐性まで獲得してしまったら、もはや脱水作用を心配する必要なんてないですよね。

コーヒーは水分補給になるので、必要以上に気にしなくてOKです。

多くの研究は「カフェイン耐性のない人」を対象としている

では、なぜ「コーヒーは水分補給にならない」という誤った情報が広がったのかというと、それは多くの試験が「カフェインは、カフェイン耐性のない被験者の尿排出量を増やすのか」という疑問を明らかにするためにデザインされたものであるから。

微弱な利尿作用であるとはいえ、耐性のない人に対しては、効果を示します。

ただし、この利尿作用も一時的なもの。1日トータルの尿量でみると、ほぼ変化なしといって問題ないレベルです。

1日に必要な水分量に対する影響は、微々たるもの

米国医学研究所(Institute of Medicine:IOM)の研究によると、カフェイン含有飲料摂取後24時間の尿量は他の飲料摂取後と比較して増えていなかった、ということが明らかになっています。

さらに、水分補給の専門家であるAnn Grandjeanらの研究でも、カフェイン含有飲料は脱水症状の原因になるという一般に広まった説は事実ではないという結論に達しています。

【Ann Grandjeanらの研究内容】

  • 18名の健康成人男性が対象。
  • 水のみ、水と炭酸入りコーラ飲料、カフェインおよびエネルギー含有のコーラ飲料、カフェイン含有カロリーゼロのコーラ飲料などの各種飲料の組み合わせを、4回に分けて摂取してカウンターバランスをとったクロスオーバー研究を行った。
  • その結果、各ボランティア被験者の水分補給状態に著しい差がないことがわかった。
  • さらに次の試験では、一方の被験者群には食事中に水を摂取させ、もう一方の被験者群では食事中は水を摂取させないという2種類の方法で水分を摂取させ、結果を測定した。
  • この試験でも、両群間の水分補給状態に有意差がないことが確認された。
  • これらの結果から、Ann Grandjeanらは、カフェイン含有飲料は脱水症状の原因になるという一般に広まった説は事実ではないという結論に達した。

この研究結果が発表された後に、他の研究や報告においても、Ann Grandjeanらの研究結果を追認する結果が出てきました。

研究によって長年信じられてきた誤った認識を覆し、人々に「受け入れられる」基準となるには時間がかかります。

今後も同じような報告が増えることはほぼ間違いないので、コーヒー愛好家のみなさんにとって、この上ない朗報ですね。

結論:「コーヒーは水分補給にならない」はウソ。

結論:「コーヒーは水分補給にならない」はウソ。

  • カフェインの利尿作用は1日全体の水分摂取量と比較すると非常に微弱
  • 多くの人はカフェイン耐性を持っているため、1日1~2杯程度なら全く問題ない
  • コーヒーや緑茶のようなカフェイン含有飲料も水分補給になる

今回は、以上となります。

最後まで読んでくれてありがとうございました。