- コーヒーの淹れ方って何種類あるんだろう?
- 淹れ方によって味は変わるのかな?
- それぞれの淹れ方の特徴を知りたいです。
こんな疑問に答えます。
今回は、コーヒーの淹れ方7種類とその特徴をわかりやすく解説していきます。
【コーヒーの淹れ方】抽出原理は3種類
コーヒーには何種類もの淹れ方があります。同じ豆を使ったとしても、淹れ方一つ違うだけで全く違った味わいに仕上がります。
抽出原理に注目してみると、コーヒーの淹れ方は3種類に分類可能です。
- 透過法
- 浸漬法
- 加圧法
それぞれ異なる特徴があるので、簡単に解説していきます。
透過法
コーヒーの粉にお湯を注いで成分を引き出す方法。ペーパードリップが代表的です。
お湯と粉の触れ具合によって抽出される成分の種類や量が変わるため、抽出技術によって味に違いが出るのが特徴です。
常に安定した味を引き出すためには、少し練習が必要となります。
- ペーパードリップ
- クレバードリッパー
- ネルドリップ
浸漬法
コーヒーの粉を抽出したいお湯に浸して成分を引き出す方法。例として、フレンチプレスなどがあげられます。
フレンチプレスの場合、お湯と粉の触れ具合を安定させやすいため、淹れる人の技術による味の違いは少なくなるのが特徴です。
淹れ方は簡単ですが、個性が出にくいという特徴もあります。
- フレンチプレス
- エアロプレス
- サイフォン
加圧法
コーヒーの粉に圧力をかけながらお湯をかけて、短時間で成分を引き出す方法。最も一般的なのはエスプレッソ。
お湯と粉をうまく接触させることが難しく、ペーパードリップよりも高い技術が必要となります。
- エスプレッソ
7種類の淹れ方とその特徴を解説します
コーヒーの淹れ方7種類とその特徴を解説していきます。
ペーパードリップ
- 家庭でもお店でも定番の淹れ方
- ドリッパーの種類によって味わいが変化
- 抽出の際の工夫によって味の調節が可能
ペーパードリップならやったことある、という人は多いんじゃないでしょうか?定番の淹れ方の一つですが、実は意外と奥深い。
豆の種類で味が変わるのはもちろんですが、ドリッパーの種類やお湯の注ぎ方によっても苦味やコクのバランスが変化します。
詳しい淹れ方については別の記事で解説しているので、そちらも合わせてご覧ください。
クレバードリッパー
- 透過法と浸漬法のハイブリッド
- ドリッパーの底面にふたがついている
- 味が安定しやすい
台湾の会社が開発した淹れ方です。ドリッパーにフィルター、コーヒーの粉をセットしてお湯を淹れ、しばらくたってからサーバーなどの上に置くと、ふたが開いてお湯が落ちるしくみ。
ペーパードリップと比較すると、味が安定しやすいのが特徴です。
ネルドリップ
- トロッとした舌触りになる
- 独特の重みのあるコーヒーに仕上がる
- ネルの扱いや手入れに手間がかかる
起毛のある柔らかな布の「ネル」に粉をセットして抽出します。
ペーパーフィルターに比べて目が粗く、多くの成分が通り抜けるため、独特の味わいに仕上がります。
「ネル」は水につけて冷蔵庫で保存する必要があり、少し手間がかかりますが、いつもとは一味違ったコーヒーを楽しめます。
フレンチプレス
- コーヒーの粉をお湯につけるだけ
- コーヒーオイルも含め成分を丸ごと抽出
- 簡単で味も安定しやすい
コーヒーの粉をお湯につける手軽な淹れ方。初心者でもおいしく仕上げやすいのが特徴です。
名前からも分かるように、フランスで一般的な抽出器具を使用します。
日本では紅茶に用いられることが多いですが、本来はコーヒー器具として開発されました。
エアロプレス
- 浸漬法と加圧法のハイブリッド
- 圧力をかけて抽出する
- 自分流にアレンジできる
コーヒーの粉とお湯をセットしてから、注射器のように圧力をかけて抽出します。
抽出時間が短いため、スッキリした味わいに仕上がりますが、やり方次第ではボディ感を出すことも可能です。
圧力のかけ具合を調節することで、自分流にアレンジ可能。
サイフォン
- やや重みのある味わいになる
- 高温のお湯で、短時間で成分を引き出す
- 日本の喫茶店では長年定番の淹れ方
サイフォンは重みのあるコーヒーに仕上がるのが特徴です。化学実験をイメージさせる器具は美しく、見ているだけでワクワクしますね。
詳しい淹れ方については別の記事で解説しているので、そちらも合わせてご覧ください。
エスプレッソ
- まったりとした口あたりになる
- 苦味や濃厚さが際立つ淹れ方
- 技術次第では酸味やアロマも引き出せる
エスプレッソは加圧しながら抽出するため、コーヒーオイルが乳化しやすく、濃厚な味わいになります。
おいしく淹れるためには技術が必要で、抽出に成功したエスプレッソは、「クレマ」と呼ばれる泡の層が液面全体にキレイに浮かびます。
まとめ|様々な淹れ方でコーヒーを楽しもう
コーヒーの淹れ方を7種類ほど紹介しました。気になる淹れ方は見つかったでしょうか?
同じコーヒー豆でも淹れ方ひとつ変えるだけで全く別物のコーヒーに仕上がります。
ぜひ自分だけのオリジナルコーヒーを淹れてみてくださいね。