【バランス重視】ブラジル産コーヒー豆の特徴、おすすめ珈琲3選!

珈琲初心者
ブラジル産コーヒーってどんな特徴?他のコーヒーとは何が違うん?

「バランス重視なら、ブラジル産。」

どうもKENTAROです。今回は、ブラジル産コーヒー豆の特徴を紹介していきます。

コーヒー豆の生産量、世界一のブラジル。コーヒー生産環境に適した広大な土地では、バランスの良い味わいに定評のあるコーヒー豆が栽培されています。

ブレンドコーヒーのベースにしたり、エスプレッソにして楽しんだり…いろんな楽しみ方も学んでってくださいな。

コーヒー大国ブラジル

コーヒー大国ブラジル

  • 牧畜
  • サトウキビ
  • 日系移民者

コーヒー大国ブラジルは、農業が盛んで、日本との関わりも深い国。

コーヒー豆の生産量、世界一

国名 生産量(t)
ブラジル 3,556,638
ベトナム 1,616,307
インドネシア 722,461
コロンビア 720,634
ホンジュラス 481,053
エチオピア 470,221

2020年に発表されたコーヒー豆生産量ランキングは上記のとおり。

1位のブラジル、2位のベトナムで、世界のコーヒー豆生産量の約50%を占めています。

ブラジルのコーヒー栽培の歴史

コーヒー豆は、ブラジル経済発展の要となりました。

1727年 ブラジルに初めてコーヒーが伝わる。
1761年 ブラジルで、本格的なコーヒー栽培がはじまる。
1850年 この頃から、ブラジルは世界最大のコーヒー生産国。
1888年 奴隷制度の廃止。他国からの移民を雇い、コーヒー栽培。

ブラジルコーヒーを飲むときは、その歴史に思いを馳せながら、じっくり味わってみるのもいいですね。

ブラジルの気候とコーヒーの生産環境

ブラジルは、国土の大部分がコーヒー栽培に適した環境といえます。

北部は熱帯気候、中部は亜熱帯気候、南部は温帯気候となっており「どの地域でもコーヒー栽培ができる」というのが強み。

また、赤道を挟んで南北緯25度の一帯を”コーヒーベルト”と呼びますが、ブラジルは国土の大半がコーヒーベルトに属しています。

平地の方では機械化が進んでおり、大規模農園が多いという特徴も。

ブラジル産コーヒー豆の特徴

ブラジル産コーヒー豆の特徴
ブラジル産コーヒー豆は、大量生産されているだけでなく、品質も保証されているというのが大きな特徴。

かつては生産量を重視していたため、コーヒー豆の品質はそこまで高くありませんでした。

しかし、世界中でブラジル産コーヒーが飲まれるようになり、最近では高品質のものが増えています。

ブラジルコーヒーの7割がアラビカ種

コーヒー豆には、日本でもよく飲まれている「アラビカ種」と、インスタントコーヒーなどに多く使われる「カネフォラ種」が存在します。

ブラジルで生産されるコーヒー豆は、約70%がアラビカ種、約30%がカネフォラ種。

アラビカ種は「ティピカ、ゲイシャ、ブルボン」といった種類があり、その豊かな風味は世界中のコーヒー愛好家の舌を虜にしてきました。

等級・グレーディングについて

ブラジル産のコーヒー豆は「欠点数、豆のサイズ、味」の3つで評価されます。

グレード
欠点数
No.2
4
No.3
12
No.4
26
No.5
46
No.6
86
豆のサイズ(スクリーンサイズ)
20
19
18
17
グレード
ストリクトリー・ソフト
充分になめらかで甘味のある味
ソフト
なめらかで甘味のある味
ソフティッシュ
あまり甘味がない味
ハード
鋭い刺激がある味
リオイ
軽いヨード・ホルム臭
リオ
ヨード・ホルム臭

欠点豆が少なく、豆のサイズが大きいほど高品質な豆とされています。

表記の仕方の例をあげると、

「ブラジル No.2 スクリーン20 ストリクトリー・ソフト」

こんな感じ。

コーヒーショップを訪れた際は豆のグレードにも注目してみると面白いですよ。

バランスの良い味わいに定評あり

コーヒーの味わいは大きく分けて「苦いか、酸っぱいか」で評価されます。

ブラジルは苦味と酸味のバランスが良く、クセのないコーヒー。自分の好みを知る基準としてもよく用いられるほど、バランスの良い味わいです。

マイルドな味わいで、仕事の合間のひと息に飲みたくなる。そんな珈琲。

ブラジル産コーヒーの楽しみ方

ブラジル産コーヒーを楽しむ方法
ブラジルコーヒーはバランスの良い味なので、飲み方・楽しみ方もさまざま。

焙煎度合いを変えてみる

一番手軽な楽しみ方は、焙煎度合いを変えてみること。

苦味やコクが欲しいときは深煎りに。
スッキリ爽やかになりたいときは浅煎りに。

いろんなシーンで楽しめるので、使い勝手のいいコーヒーです。

ブレンドコーヒーのベースとして

ブラジルコーヒーは、ブレンドのベースとしてもよく使われます。

酸味や苦味のバランスが良いものの、ブラジル単体だと若干物足りなさを感じる人も。

そこで他のコーヒー豆とブレンドすることで、より深みのある味わいを楽しむことができます。

自分でオリジナルブレンドを作ってみると「なんか思ってたのと違う…」となりがちですが、そういうときはブラジルをベースにするといいですよ。

バランスの良い土台を固めて、その上に個性を追加していく。こんなイメージでブレンドしていくと、失敗しにくいです。

エスプレッソにして味わう

エスプレッソ
ブラジルはコーヒー生産大国なだけでなく、消費量も世界トップクラス。2020年発表のコーヒー消費量ランキングでは第3位となっています。

日本ではドリップコーヒーとして楽しむのが主流ですが、本場ブラジルではエスプレッソにして飲まれることが多いようです。

小さめのカップに濃厚なエスプレッソと砂糖をたっぷり入れて、グイッと飲むのがブラジル流。

味のバランスが良いだけに、エスプレッソにしても美味しく飲めます。

スペシャルティコーヒーを選ぶ

少し前までは、ブラジル産のコーヒー豆といえば「安価・大量生産・低品質」というイメージでしたが今は違う。

近年はスペシャルティコーヒーの需要が高まり、ブラジルでも多くの農園で高品質な豆が栽培されるようになりました。

ブラジルはコーヒー豆の栽培に適した環境であるため、クオリティの高い豆が生産されています。

本場のスペシャルティコーヒーを手軽に楽しめるのもブラジルの強みですね。

おすすめのブラジルコーヒー3選

おすすめのブラジルコーヒーを3つ紹介します。

パロットコーヒー ブラジル プレミアムショコラ

パロットコーヒー ブラジル プレミアムショコラ

  • 直火で焙煎、香り高い
  • 高品質な生豆を使用
  • 新鮮な状態で包装

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パロットコーヒーの特徴は、なんといっても鮮度の良さ。

小型の焙煎機で少量ずつ焙煎するため、かなり新鮮な状態で包装されます。

コーヒー豆は生鮮食品。鮮度が重要なのは言うまでもなく重要です。

TOKYO COFFEE ブラジル

TOKYO COFFEE ブラジル

  • 無農薬・無添加で安心
  • JAS認証オーガニックコーヒー豆を使用
  • 日本人の口に合う珈琲

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TOKYO COFFEE(東京コーヒー)は、「美味しくてヘルシー」が売りのメーカー。

保存料、調味料などの化学製品を使用しない、オーガニックコーヒー豆を使用しています。

体にも、環境にも、優しいナチュラルコーヒー。

TOKYO COFFEE ブラジル デカフェ

TOKYO COFFEE ブラジル デカフェ

  • TOKYO COFFEEのデカフェver.
  • カフェインレスなので夜でも安心して飲める
  • デカフェの中ではトップレベルのコスパ

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「とてもデカフェとは思えないほど美味しい」と評判のコーヒー。

特に女性からの人気が高いです。

夜なのにコーヒーが恋しくなった…というとき、ありますよね。僕もデカフェコーヒーは常に1つ用意してます。

コーヒー大国ブラジルまとめ

  • ブラジルは最大のコーヒー生産国
  • バランスの良い味わいが評判
  • 近年は高品質の豆も多い

今回は、ブラジル産のコーヒー豆について紹介しました。

苦味と酸味のバランスが良く、自分の好みを知るときの基準になる味わいです。

非常に飲みやすい銘柄なので、ぜひ一度は味わってみてくださいね。