ブラックアイボリーは、
と言われ、世界中の人々から賞賛されているコーヒーです。
この記事では、そんなブラックアイボリーについて紹介します。
ブラックアイボリーとは
ブラックアイボリーとは、
です。タイ北部にある、象の保護施設で製造されています。
現地では1日に1~2回ほど、おやつ感覚で象にコーヒー豆を食べさせます。コーヒー豆は象の体内でバナナやサトウキビなどとともに15~50時間ほどかけて消化され、糞として排泄。
排泄されたコーヒー豆は選別・洗浄され、数日間天日干しされます。十分に乾燥したら、焙煎を経てコーヒーに。
コーヒー豆がバナナやサトウキビとともに、象の消化酵素でゆっくりと分解されるので、独特のフレーバーを感じるコーヒーに仕上がります。
特徴的な製造方法のコーヒーですが、実際には約30kgのコーヒー豆を食べさせても、ほとんどが吸収されてしまうという結果に。実際に糞として排泄されるのは、わずか1kgほど。
非常に手間がかかるわりには、なかなか大量生産できないという理由から、現在世界で最も高級なコーヒーと言われています。
コピ・ルアクとの違いは?
コピ・ルアクとは、ジャコウネコの糞からとれる未消化のコーヒー豆です。
ブラックアイボリーとの最大の違いは、
- ジャコウネコは雑食
- 象は草食
という点。
ジャコウネコは雑食であるがゆえに、虫や生ごみなども食べてしまう場合があります。これがコーヒーの風味に影響を与えるという声もあるようです。
一方、象は草食動物なので、その心配はありません。
ただ、実際にはコピ・ルアクの製造過程も非常に厳密なので、それほど心配する必要もないんじゃないかと思います。
コーヒー界の二大巨頭を飲み比べてみるというのも、面白いですよ。
ブラックアイボリーの味や値段は?
ブラックアイボリーの味や値段について紹介します。
Amazonで実際に買って飲んでみたので、率直な感想も述べますね。
ブラックアイボリーを飲んでみた
まずはブラックアイボリーの基本情報から。
コク | |
酸味 | |
苦味 | |
値段 | 15,960円(税込) |
総合評価 |
「うまっ……!これ、本当にコーヒー!?」
飲んだ瞬間の気持ちを言葉にするとこんな感じ。一番驚いたのは、苦味が全くなかったこと。
しっかりとしたコクとフルーティな飲み心地が忘れられません。飲んだ後は、チョコレートのような甘い香りが口から鼻へ、ふわっと広がる…。
口当たりがまろやかで、やみつきになる味わいでした。
コピ・ルアクは普段飲むコーヒーを、より一層美味しくした感じでしたが、ブラックアイボリーは全然違う飲み物というイメージ。
「死ぬまでに一度は飲んでみたい、幻のコーヒー」とはこういうことかと。衝撃的な美味しさでしたね。
ブラックアイボリーが飲める店
ブラックアイボリーを飲める店は、残念ながら日本にはありません。幻のコーヒーを飲むためには、外国へ行って飲むか、ネットで買うかの二択です。
それほど希少なコーヒーということですね。
現地のタイ北部の町に行けばいくつか飲める店があるので、タイを訪れた際にはぜひ一度足を運んでみてください。
【まとめ】ブラックアイボリーは最高級コーヒー
- 他のコーヒーとは異なる別格の味わい
- その希少性から日本で飲める店がない
- タイ北部の店、またはネットで買って飲む
いま、一番好きなコーヒーは?と聞かれたら、間違いなく「ブラックアイボリー」と即答します。
ちょっとお高いので、そんなに頻繁には飲めませんけど(笑)
買って後悔はしないと思いますよ。
世界最高峰の味、ぜひ一度は体験してみてください。