こんな疑問に答えます。
マンデリンはインドネシアのスマトラ島で栽培されるコーヒー豆の銘柄。
この記事では、マンデリンの産地・特徴・最適な焙煎度合い・おいしい飲み方について紹介します。
マンデリンとは?
マンデリンは、日本でも昔から人気のあるコーヒー豆の銘柄。高級銘柄として知られており、根強いファンも多いです。
マンデリンの産地
スマトラ島は気温が高く雨の多い地域ですが、マンデリンが栽培される場所は標高1000mを超える涼しく穏やかな気候。土壌は火山灰性で有機物が豊富に含まれています。
マンデリンのグレーディング
欠点豆とは未熟豆やカビ豆のこと。欠点豆が少ないほど評価が高くなる方式を採用しています。
マンデリンは、グレード1からグレード6で評価され、グレード1が最も高品質な豆とされています。
マンデリンの特徴
マンデリンの味・特徴・希少性について紹介します。
マンデリンの風味
「重厚なコク」などと表現されることも多いです。深いコクの中にスパイスのような風味も感じられ、独特な個性を持った味わいです。
マンデリンの希少性
マンデリンは高級銘柄として知られていますが、その秘密は希少性が高いこと。コーヒー豆は大きく分けると「アラビカ種」「ロブスタ種」に分けられ、マンデリンはアラビカ種に含まれます。
さらにマンデリンはその10%の中でも「スマトラ島北部で栽培されるアラビカ種」のみが名乗れる銘柄。
つまり、スマトラ島で栽培されるコーヒー豆のわずか数%という希少性から、高級銘柄として位置付けられているというわけです。
マンデリンの精製方法
コーヒー豆は、コーヒーノキという植物からとれる赤い実を精製することで作られます。精製方法はいくつか種類がありますが、マンデリンは主に「スマトラ式」と呼ばれる精製方法が多いです。
スマトラ式の精製は、水分値50%程度の生乾きの状態で脱殻するのが特徴で、これによりマンデリン独特の力強い香りと深いコクが引き出されます。
マンデリンに最適な焙煎度合い
コーヒー豆は一般的に浅煎りの方が個性が出やすいと言われていますが、マンデリンは深煎りでも個性が失われません。
マンデリンは中深煎りがおすすめ
マンデリンは「シティロースト」「フルシティロースト」といった焙煎度合いがおすすめ。
焙煎方法①シティロースト
豆はチョコレート色で、酸味とコクのバランスがいい焙煎度合いです。マンデリンのハーブやシナモンを感じさせる酸味と、深いコクが引き立ちます。
焙煎方法②フルシティロースト
じわじわと苦味が出始める段階で、酸味はごくわずか。マンデリンのパンチのある苦味を楽しめます。
マンデリンのおいしい飲み方
マンデリンのおいしい飲み方を3つ紹介。
飲み方①ハンドドリップ
コーヒーの個性を味わいたいときは、ハンドドリップがおすすめ。特にマンデリンは風味が独特なので、まずはドリップコーヒーとして飲んでみるのがいいですよ。ガツンとした力強い味わいを感じられます。
飲み方②カフェオレ
苦味は好きじゃないけどコクは欲しい、というときはカフェオレがおすすめ。ドリップコーヒーとミルクを同じ分量で混ぜてお召し上がりください。濃厚な深いコクを楽しめますよ。
飲み方③アイスコーヒー
マンデリンは苦味が強いので、氷を入れてアイスコーヒーにしてもおいしいです。氷を入れると水っぽくて薄いコーヒーになりがちですが、マンデリンはアイスコーヒーにしても個性が消えないのでおすすめです。
マンデリンの重厚なコクを味わう
高級銘柄として知られるマンデリン。カフェや喫茶店でもよく見かけますが、いざその背景を知ると面白いですよね。
インドネシアの大地と力強い自然を感じられるコーヒー。頑張った自分へのご褒美として、じっくり味わってみてくださいね。