「珈琲」の漢字の由来は?どんな人がつくったの?
こんな疑問に答えていきます。
私たちが普段よく目にする「珈琲」という漢字。
その由来を知っていますか?
本記事では、珈琲という漢字の由来と、考案者の宇田川榕菴(うだがわようあん)について、分かりやすく解説していきます。
「珈琲」の漢字の由来とは?
「珈琲」という漢字が誕生したのは、江戸時代。
コーヒーノキになる赤い実と、当時の女性が髪に飾っていた「かんざし」が似ていることから、この漢字が造られました。
「珈」の由来
音 | カ |
---|---|
訓 | かみかざり |
意味 | かみかざり。玉をたれさげた、かんざしの一種。 |
「珈」は、髪に挿す花かんざしを表しています。
かんざしは、「玉飾り」とも言いますね。
「琲」の由来
音 | ヒ・ハイ |
---|---|
訓 | つらぬく |
意味 | 玉を連ねた飾り。 |
「琲」は、かんざしの玉をつなぐ紐を表しています。
つまり、「珈琲」という漢字二文字で、「玉飾りとそれをつなぐ紐」を表しているわけです。
なんとも美しい発想ですよね。
珈琲という漢字の考案者は宇田川榕菴
珈琲という漢字をはじめて考案したのは、幕末の蘭学者、宇田川榕菴だと言われています。
宇田川榕菴は、津山藩(岡山県津山市)の藩医で洋学者。
養父である宇田川玄真(うだがわげんしん)とともに、幕府に重要された人物です。
珈琲の他にも様々な漢字を誕生させた
宇田川榕菴は、「珈琲」以外にも様々な漢字を生み出しました。
- 酸素、水素、窒素といった元素名
- 金属、酸化、還元といった化学用語
- 細胞、属といった生物学用語
- 圧力、温度、沸騰といった日常的に使われる用語
他にも、それまで日本になかった植物学、化学などをはじめて書物にして紹介した人物として知られています。
日本の学問への貢献度は、計り知れませんね。
まとめ:珈琲の漢字の由来は「かんざし」だった
珈琲という漢字の由来が、まさか「かんざし」だったとは驚きですね。
たしかに、言われてみれば似てるかも、、、
この漢字を生み出した人物も、想像以上にすごい人でした。
ちょっとした雑学として、友達に自慢してみてください。
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